ベーシックストラテジーとは、基本的にはブラックジャックにおいて自分に配られたカードとディーラーのカード(の見えている部分)の組み合わせによって次の行動をどうすれば一番勝率が上がるかを分析したチャートのようなものです。
このベーシックストラテジーを知っているかどうかでブラックジャックにおける勝率は大きく変わってくると言っても過言ではありません。ブラックジャックではトランプの合計数字がより「21」に近い方が勝ちますが、ベーシックストラテジーでは、ディーラーの手札によっては、自分の数字が「12」であってもスタンド(それ以上、配られないようにする)こともあります。
ディーラー側の見えていないカードを「10」であると考えることによって、その後の行動を最適化したものなので、いい意味で機械的に処理をしていくだけで勝率を上げることが出来るのです。
ブラックジャックでは、ディーラーよりもプレイヤー側の方が行動の自由度が圧倒的に高くなっています。ディーラーは自分の数字が16以下であれば必ずヒット(次を引く)する必要がありますし、逆に17以上になればそれ以上引くことは出来ませんが、プレイヤーは自身の裁量に任されます。その裁量を活かして勝利するのがブラックジャックの面白いところでもありますし、難しいところにもなります。
ベーシックストラテジーはその裁量の部分についてのマニュアルみたいなもので、多くの人が基本戦略に取り入れていると言っていいでしょう。
実際にチャート表を見て頂きましょう。チャートは3つにわかれます。
まずは、Aを含まない若しくはAを「1」として計算する場合のチャートです。
次は、Aを「11」として計算する場合です。
最後に手持ちのカードがペアの場合です。
通常のラスベガスやマカオなどのカジノではこのベーシックストラテジーのチャート表を持ち込むことは出来ないのがほとんどですが、オンラインカジノであれば誰にも見られることなく出来ますし、印刷して手元に置きながらブラックジャックをプレイすることが可能です。
これによって、カジノ側の利益率が「0」に近付いていきますので、逆に考えればプレイヤーが勝てるチャンスが広がるということです。
オンラインカジノのブラックジャックでは5ハンドなどと言って、一度に5面をプレイすることなども可能ですが、慣れてきてからにして頂いて、最初はシングルハンド(シングルデッキ)でスタートして頂くのがいいと思います。
上記のようにブラックジャックをプレイする上で必須の知識とも言えるベーシックストラテジーですが、その効果がどれくらいのものか実践で検証してみました。ある程度のゲーム数をこなさないときちんとした結果は出ないと思いますので、いろいろなオンラインカジノで実践し、その結果を累積していきたいと思います。
まず初日はこちらのオムニカジノで試してみました。分かりやすいようにということと、結果を記録したいのでシングルハンド(シングルデッキ)で実践しました。登録がまだの人はオムニカジノの登録等からアカウントの開設をどうぞ。
オムニカジノのブラックジャック画面はこんな感じです。ファイブハンドが可能です。
こういう小さい数字でディーラーがバーストして勝ったときはベーシックストラテジーの威力を実感するときですね。
さて、とりあえず100戦しましたが、全部の画像をとっていないのと載せても見辛くなるだけなので、結果を一覧にしました。まだまだ検証数が足りないですね。
勝利数(率) | 敗北数(率) | 引き分け数(率) | |
---|---|---|---|
100戦 | 47(47%) | 49(49%) | 4(4%) |
その他、詳細なデータですが、
プレイヤーBJ数(率) | 4(4%) |
---|---|
プレイヤーバースト数(率) | 12(12%) |
ディーラーBJ数(率) | 3(3%) |
ディーラーバースト数(率) | 20(20%) |
わずかに敗北の方が上回っていますが、もしこの数字が継続していくようであればダランベール法やマーチンゲール法でも十分な利益が出せることになります。もう少し検証を重ねてみます。
前回は、プレイテック社を使用しているオムニカジノで実践記録をとってみましたので、今回はplaingamingのベラジョンカジノで実践したいと思います。スマホ対応カジノでもあるためスマホでやってもよかったんですが・・・記録をとるという性質上面倒だったのでPCでやりました。
今回スクリーンショットは取りませんでした。延々とブラックジャックやってる画像を貼ってもしょうがないと思いましたので、とりあえずベラジョンカジノのブラックジャック画面1枚だけ、非常に見やすい画面で個人的に気に入っています。
そして、今回の結果を踏まえて前回のものと累積してみました。今回単体で言うと、敗北数が「39」と随分と少なかったです。ディーラーのバースト数が多かったのが一因かとは思いますが、想像以上に偏りました。
勝利数(率) | 敗北数(率) | 引き分け数(率) | |
---|---|---|---|
100戦 | 47(47%) | 49(49%) | 4(4%) |
200戦 | 98(49%) | 88(44%) | 14(7%) |
その他の詳細データはこちら
プレイヤーBJ数(率) | 4(4%)→10(5%) |
---|---|
プレイヤーバースト数(率) | 12(12%)→18(9%) |
ディーラーBJ数(率) | 3(3%)→9(4.5%) |
ディーラーバースト数(率) | 20(20%)→50(25%) |
ゲーム制作会社の違いにしては大きすぎると思いますので、単純に流れが良かったと認識しています。なんとなく興味本位で始めた検証ですが、データをとっていると結構楽しいです。目標は大きく1万ゲーム位言ってみましょうか?・・・やれるだけやります・・・
前々回と同じプレイテック社ですが、今回はワイルドジャングルカジノです。5ハンド可能ですが、シングルで実践しております。マルチハンドの場合、ディーラーがブラックジャックだった場合、全敗になってしまう可能性が高いのであまり好んではやりません。
今回も記録だけ記載していきたいと思います。次回以降はこの表に結果だけ追記していきます。感想なども載せるかもしれませんが・・・
勝利数(率) | 敗北数(率) | 引き分け数(率) | |
---|---|---|---|
100戦 | 47(47%) | 49(49%) | 4(4%) |
200戦 | 98(49%) | 88(44%) | 14(7%) |
500戦 | 231(46.2%) | 226(45.2%) | 43(8.6%) |
1000戦 | 446(44.6%) | 466(46.6%) | 88(8.8%) |
2000戦 | 903(45.15%) | 918(45.9%) | 179(8.95%) |
3000戦 | 1354(45.13%) | 1388(46.26%) | 258(8.60%) |
プレイヤーBJ数(率) | 4(4%)→10(5%)→26(5.2%)→48(4.8%)→93(4.65%)→141(4.70%) |
---|---|
プレイヤーバースト数(率) | 12(12%)→18(9%)→66(13.2%)→147(14.7%)→309(15.45%)→454(15.13%) |
ディーラーBJ数(率) | 3(3%)→9(4.5%)→22(4.4%)→41(4.1%)→90(4.5%)→139(4.63%) |
ディーラーバースト数(率) | 20(20%)→50(25%)→123(24.6%)→237(23.7%)→492(24.6%)→726(24.2%) |
3000ゲームを超えてきましたが、ここまでくると大きなパーセンテージの変更はなくなってきますね。期待値に限りなく近づけるよう更なる検証を重ねていきます。